Kali Linuxのairodump-ngコマンドを実行した後の表示内の情報について教えてください。LAN側のBSとは何を指しているのでしょうか?また、不明な情報や記載されている箇所についても解説していただけると助かります。

airodump-ngは、Kali Linuxのワイヤレスネットワークセキュリティツールであり、周辺の無線LANネットワークの情報を表示するために使用されます。

airodump-ngコマンドを実行すると、次のような情報が表示されます:

– BSSID(Basic Service Set Identifier):BS(Base Station)のMACアドレスです。BSは、無線アクセスポイント(AP)またはルーターを指します。

– PWR(パワー):受信した信号の強度を示します。値が負であるほど、受信信号が弱くなります。

– Beacons(ビーコン):APが一定間隔で周囲に発信するパケットの数です。ビーコンパケットは、ネットワークの存在を通知し、通信に関する情報を提供します。

– #Data(データ):キャプチャされたデータフレームの数です。

– #/s(秒あたりのフレーム数):1秒あたりにキャプチャされたデータフレームの数です。

– CH(チャンネル):APが使用している無線チャンネル番号です。

– ESSID(拡張サービスセットID):無線ネットワークの名前です。

不明な情報や記載されている箇所については、以下の点に留意してください:

– キャプチャされたデータフレーム数が少ない場合、ネットワークの利用状況が低い可能性があります。

– PWR(パワー)が大きな負の値を示す場合、受信信号が弱いことを示しています。これは、距離や障害物のためにアクセスポイントに到達できないことを意味する可能性があります。

– チャンネル番号は、アクセスポイントが使用している無線チャンネルを示しています。ネットワークが混雑している場合、隣接するチャンネルとの干渉が起こり、パフォーマンスが低下する可能性があります。

– 拡張サービスセットID(ESSID)は、無線ネットワークの名前です。ESSIDがブランクになっている場合、ネットワークが隠されている可能性があります。

以上の情報を利用して、セキュリティ診断やワイヤレスネットワークのトラブルシューティングなど、様々な目的でairodump-ngコマンドを活用することができます。

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