債権譲渡とは、債務者の支払いを受けたり、債務を継承する権利を、一定の要件を満たした場合に債権者により譲渡されることを指します。また、債権引渡とは、債務者が支払いを行ったり、債務を継承する権利を債権者が他人に引き渡すことをいいます。
債権譲渡・債権引渡を行うには、民法上の条件があります。債権譲渡に関しては、債務者に対し支払いを行わなくても可能であることが推定される場合、債権者と譲受人が合意した上で行う必要があります。債務を譲受する場合、原則的に譲渡された債務者の約束を守る義務を負う必要があります。一方、債権引渡においては、債務者に対して支払いを行うことにより債権を引き渡せる場合があり、また、引受人に対しても、債務者の約束を守る義務を負うことになります。
以上が、債権譲渡・債権引渡に関する民法の解説です。