Visual Studio 2022では、C#プロジェクトを閉じて再度開いた場合、デフォルトでは自動的に「デバッグなしで開始」オプションは表示されないように変更されています。これは、開発者がプロジェクトを実行する際にデバッグモードを意識することを奨励するための変更です。
ただし、必要に応じて「デバッグなしで開始」オプションを再度表示することは可能です。具体的な手順を以下に示します。
1. Visual Studio 2022を開きます。
2. 開いているプロジェクトを閉じます。
3. メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択します。
4. オプションダイアログボックスで、「デバッグ」→「一般」を選択します。
5. 「デバッグなしで開始 (Ctrl+F5)」のチェックボックスを有効にします。
6. 「OK」ボタンをクリックしてオプションダイアログボックスを閉じます。
これで、今後プロジェクトを閉じて再度開いた際に、「デバッグなしで開始」オプションが表示されるようになります。
なお、この変更はVisual Studio全体に影響しますので、他のプロジェクトでも同様の設定が適用されます。
この変更により、「デバッグなしで開始」を意識することで、開発者はデバッグモードと通常モードの違いをより明確に把握し、デバッグによるパフォーマンスの低下や不要な処理の実行を回避できるようになります。ただし、一部の開発者にとっては、この変更が不便に感じるかもしれませんので、設定を自分の作業スタイルに合わせて調整することをお勧めします。