MQL5(MetaQuotes Language 5)で両建(ヘッジ)の待機注文を出すと、ORDERTYPE(注文タイプ)が同じ値になる理由について説明します。
両建注文は、同じ銘柄で逆のトレードを同時に行う方法です。例えば、EUR/USDの買い注文と売り注文を同時に出すことができます。MQL5では、ORDERTYPEには以下のいくつかの値があります。
1. OP_BUY(買い注文): 通常、買い注文は通常の市場注文を表します。
2. OP_SELL(売り注文): 通常、売り注文は通常の市場注文を表します。
3. OP_BUYLIMIT(買い限定注文): 指定した価格以下で買い注文を行い、指定した価格で買い注文を待機します。
4. OP_SELLLIMIT(売り限定注文): 指定した価格以上で売り注文を行い、指定した価格で売り注文を待機します。
5. OP_BUYSTOP(買いストップ注文): 指定した価格以上で買い注文を行い、指定した価格で買い注文を待機します。
6. OP_SELLSTOP(売りストップ注文): 指定した価格以下で売り注文を行い、指定した価格で売り注文を待機します。
両建注文では、同じ銘柄で逆向きの注文を行うため、ORDERTYPEは同じ値になります。例えば、EUR/USDの買い注文と売り注文を同時に行う場合、両方の注文のORDERTYPEはOP_BUYまたはOP_SELLになります。
このようにすることで、MQL5のプラットフォームが正確にどの注文がどの注文に対応しているのかを認識しやすくなります。ただし、注文の種類が同じであっても、注文の方向(買いまたは売り)には異なる値が設定されます。