旧日本陸軍と海軍陸戦隊の間で巻脚絆(まきあしくら)の巻き方には、一部の違いがあります。巻脚絆は、脚の下部を巻き上げて固定するための布やバンドであり、主に歩兵が使用します。
旧日本陸軍では、巻脚絆は内側から外側に向かって巻く方法が一般的でした。これは、巻脚絆が固定力を高めるために、下脚部分の圧迫感を与えることが目的でした。
一方、海軍陸戦隊では、巻脚絆は外側から内側に向かって巻く方法が一般的です。これは、動きやすさと快適さを重視したもので、歩行中の快適さと脱着の容易さを考慮しています。
ただし、巻脚絆の巻き方については個々の兵士の好みや部隊の指導によっても異なる場合があります。また、歴史的な文献や写真などを参考にすることで、より詳細な情報や特定の部隊のやり方を知ることができます。